みなさまこんにちは。
先日、以下記事に書いた通り、バチシーズンも終わりを迎え、大の苦手なクルバチのシーズンになってしまいました。
他の場所ではどうか分かりませんが、今時期から夏ごろまで、ナイトは昼潮でほとんど潮位変動が無い季節、そこに、クルバチが大量発生するので、いつもの浜は夥しい数のボラの群れに占拠されてしまいます。
毎年、このクルバチシーズン、シーバスも気が向いたらクルバチ食べてるのか、ポツリポツリと釣れたりするのですが、なにせボラの数があまりにも多すぎるため、その中からシーバスだけを選んで釣ることは至難の業。
ということで、結構この時期のナイトは修行の時期でもあります。
しかし、そうだと分かっていても、まだバチパターンの釣りが忘れられない!ということで、今年のバチシーズン向けに買ったのに、2回目の釣行で早々に原因不明のソリッドティップ破損で入院してしまい、先日返ってきたばかりの'23ディアルーナS86L-Sに、これまた届いたばかりの'23ヴァンキッシュC3000XGを組み合わせて、これらNewタックルの入魂式に行ってきました。
今回は、その釣行記です。
予想通り、ダメだコリャ
この日は小潮。
小潮、しかも夕方ソコリからの上げって、世間一般で言われるバチパターンとは正反対のタイド。
これじゃバチ抜けはないだろうと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、こういう潮でも関係なくあります。
日暮れにウェーディングポイントに陣取り、その時を待ちます。
すると、完全に日が落ちてしばらくしてから、何やら周囲がざわついた雰囲気に。
そうです、バチ抜けが始まるとともに、ボラたちがざわつき始めるのです。
あたり一帯はボラに包囲されている感じ。この中からシーバス釣るのはどう考えても難しいなぁ~。
ディアルーナS86L-Sは、以下記事に書いた通り、メバルロッド並みの繊細なソリッドティップを搭載したロッド。
一般的にソリッドティップ、しかもこのロッドのような食い込み重視のタフテック系のソリッドは、反響感度は全然ダメだと思われがちですが、確かに反響感度はイマイチでも、アタリの質感を訊き分ける能力には優れています。
そういうわけで、大型ボラ特有の「ぬん」「ちょぼ」という感じでテールフックを吸い込むアタリや、「ゴン」とボラの魚体にルアーが触れるようなスレアタリはできる限りフックアップしないようアワセを見送ってやり過ごすのです。
シーバスのアタリだと、仮に小さかったとしてももうちょっと鋭角的というか金属的な感覚が出るので、見分けられますね。
しかし、バチが増えてきてボラの活性がMAXになると、極力あわせない努力をしても、向こうから勝手に掛かって来てしまいます。
そんな感じで、何匹かボラを釣ってしまいました・・・トホホ。
バチの時合いが終わったら無の世界
で、コレもこの時期あるあるなんですが、バチ抜けの時間帯が終わったら、物凄い数いたボラたちもスーとどこかへ消えてしまいます。
で、先ほどまでルアーにもガンガン当たってきていたのに、全く見向きもしないように。
完全にアタリのない無の時間が過ぎていき、気が付くともう22時近く。
いい加減バチパターンって感じでもないよなってことで、干潟のシャローにチラホラいるマイクロベイトを狙ったシーバスがうろついていないかと、普段めったに使わないジグヘッドを装着してみることに。
ワームはコアマンのミニカリで、ジグヘッドはメバル用のエコギア、シラスヘッドの2.7gですw
干潟でこんなの飛ばないでしょ?と思われそうですが、タックルバランスさえ良ければ、これでも魚を釣るのに必要な飛距離は出せますね。
一般的なシーバスロッドでは難しいですが、今日使っているディアルーナS86L-Sならこの手の極軽量JHもお手の物。
JHのウエイトが軽くてもそこそこ飛距離を出せますので、ゆっくりと表層付近を攻めることもできるのです。
ということで、少し深めに立ちこんでかけあがり周辺を狙っていると、突如水面爆発!
うぉ!デカい!
と思ったのもつかの間、ものの数秒で、アカンヤツを掛けたことに気づいてしまいました。
この引きは、間違いなくエイっすね。
しかもよく走る。ナルトビ君か?
'23ディアルーナS86L-Sと'23ヴァンキッシュC3000XGの名コンビが活躍?!
引きの感じからして、かなりデカそう。
にもかかわらず、使ってるラインはケチって'22ステラから移植した中古のシーガーPE X8の0.6号に、3釣行くらい結びなおしてない3.5号のナイロンリーダー。
ドラグはちょうどいい感じの強めに締めてあるので調整不要ですが、さすがにナルトビ君がダッシュするたびにかなりラインを出されます。
ディアルーナのラインナップ中最もフィネスなこのソリッドティップロッドはフルムーン状態。
ファイトし始めて最初の1分くらいは、コレはさすがに切られるかな?と思ってましたが、ヴァンキッシュのドラグがいい感じに効いてくれて、ディアルーナもタメが効くしバットパワーもしっかりしていて、まだまだ底力が感じられる。
戦いの様子。
— とんぷく (@tonpuku3) May 28, 2023
ヴァンキッシュのドラグ性能もイイし、ディアルーナS86L-Sのバットの粘りもイイ感じ。
相手がシーバスだったら良かったのですがw
残念 pic.twitter.com/uFiQyb3C77
これはもしかしたら獲れるかも?と、走られては耐えを繰り返すこと10分以上、ついに岸際までランディングすることに成功しました。
上がってきたのは、翼長1m近くある巨大なナルトビエイ。
ジグヘッドは肩のところに刺さっており、アルカリはファイト中に吹き飛ばされていましたw
エイが掛かった時の定番、以下のお役立ちアイテムを使って安全にフックオフした後は、先端をエラ穴にひっかけてそおっと深みに曳航して無事リリース成功。
すっかり場所も荒らしてしまったし、もう今夜は粘ってもダメそうだということで、納竿としました。
本日の釣りを振り返る
今日はひさびさに退院してきたディアルーナS86L-Sに届いたばかりのヴァンキッシュC3000XGで、バチパターン最後の釣りのつもりでしたが、残念、本命のアタリを捉えることはできませんでした。
実は、入魂式といいつつ、ディアルーナでは初回釣行時に、以下の通り魚は釣っています。
今日はしごおわ後に実家に行く用事があったのでついでにちょこっとディアルーナ入魂式に。
— とんぷく (@tonpuku3) February 7, 2023
いい流れ出たタイミングもありましたがなぜかチビッ子しか釣れず。
でもこの魚、なんだか斑点がたくさんありますよね~!違う種類のスズキでしょか? https://t.co/xbQojMFLJ8 pic.twitter.com/Oaf83nnBjt
でも、あまりに小さいセイゴだったので、これでは映えないwということで、今日が入魂式やり直しのつもりだったのです。
ちなみにその時の釣行記はめんどくさいので以下の通りCHATGPTに書かせてましたw
今日は、シーバスはからっきしダメでしたが、ボラやエイを釣ることで、何となくこのロッドとNewリール、'23ヴァンキッシュの実力を測ることができたので、まあ良かったですかね。
最後のナルトビエイは、PE0.6号+メバル用ジグヘッドでまさか無事獲れるとは思わないサイズでしたが、ディアルーナS86L-Sの絶妙なしなやかさと、ヴァンキッシュの緻密に効いてくれるドラグの能力があったからこそ、ナルトビの暴力的なファイトでもフックを伸ばされることなく取り込めたのだと思います。
残念ながら、今年はもうシーズンが終わってしまったので、ディアルーナS86L-Sを使うことは無いでしょうが、また年末以降の厳寒期や、来年早春からのフィネスな釣りでは多いに活躍してくれることでしょう。
またインプレは別途記事にしようと思いますが、やはりエントリークラスと呼ぶのはふさわしくないくらい、実力のある素晴らしいロッドだと感じました。
実はこのロッドが退院してきたのと同じ日に、ポストバチパターンの夏までの釣りに使うために、同じディアルーナのS90Lも届いていましたので、今後しばらくはS90Lの方で釣りをすることになると思います。
こちらも、まだ軽く使ってみた程度ですが、実売2万円チョイとは思えないくらい素晴らしい調子のロッドなので、今後のシーズンの釣りが非常に楽しみです。
ということで、今回は残念ながら筋トレだけで終わってしまいましたが、次は6月に、月間シーバスノルマ達成のためまた釣りに来ようと思います。
本命はでませんでしたが、魚?とのやり取りは楽しめました。
大自然よ、今日もありがとう。
<タックルデータ>
ロッド:シマノ '23ディアルーナ S86L-S
リール:シマノ '23ヴァンキッシュ C3000XG
ライン:クレハ シーガーPE X8 ルアーエディション #0.6
リーダー:バリバス VEPショックリーダーナイロン #3.5
タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。
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