みなさまこんにちは。
先日、以下記事でステラのテクノロジー・アップデートのダイジェストをお送りしましたが、発表前の予想を大きく覆し、先代'18モデルからのジャンプアップ幅が大きかった今回のモデルチェンジ内容に、より一層新型への期待を大きくされたユーザーの方も多くいらっしゃったかと思います。
さてその'22ステラ、私自身も、現行'18、'19モデルのC2000SHG、C2500XG、C3000XGを愛用しているため、それぞれの後継機種の購入を検討していましたが、問題はそのスペック。
発表当日にシマノにて公開されたステラ特設サイトにあったスペック表、記載内容がムチャクチャで、ローターサイズが誤っていたり糸巻き量が誤っていたりハンドルノブタイプが誤っていたりと、明らかに誤記と思われる記載が多数。
まあ、安定の人気モデルであるC2000SHGやC3000XGについては、ドラスティックな構成変更はなされないはずなので、カタログ記載が多少誤っていても「これは誤記だよね」とユーザーの方で気付けると思うのですが、今回の発表で非常に混乱させられたのが、C2500SXGのスペック。
'18ステラC2500SXGについては、どういうモデルであるか以下の記事にて詳細を記述していますが、端的に言えばC3000同等のボディにC2000同等のローターとC2000同径のスプール(糸巻き量は異なる)を搭載したモデルで、ワンランク上の強靭な駆動部を持つ絶妙な構成のパワーフィネス?モデルだっと言えるでしょう。
それが、発表された'22モデルのC2500SXGでは、ボディサイズは#1000相当、ローターサイズは#C2500相当、ハンドル互換性はH-10と、ギア比こそ異なるものの、明らかにC2000SHGと違いがわからないモデルになっていたのです。
シマノが本日しれっとステラのスペック表の誤記を訂正してきマシタね~!
— とんぷく (@tonpuku3) January 25, 2022
やっぱりおかしなところが多すぎたから、たくさん問い合わせがあったのかと推測w
訂正後のスペック表を見ていると、'22モデルのC2500SXGは、やはり1000番ボディ採用になっちゃったみたいデスね~!https://t.co/6AdGoCe5yj
C2500の記載内容はともかく、1月25日になって、シマノも諸々の誤りに気づいたのか、それともユーザーからの多数の指摘があったのか、特設サイトのスペック表の誤記をしれっと訂正してきましたね。
これが訂正前のスペック表。C2000から2500まで同じローターとかありえないデスよね~。 |
コレが訂正後のスペック表。C2500番の違和感を除けば、まあ納得の内容に訂正されました。 |
そこで、早速更新されたWebページの内容をチェックしてみると、フムフム、C2000番、C3000番に関しては、誤記だと思っていたところが予想通り訂正されていました。
しかし、C2500番に関しては、相変わらずボディサイズが#1000のまま。
どうやらコレは誤記ではなく、正しい表記のようです。
要約すると、'22ステラC2500SXGは、従来の'18ステラC2500SXGとは異なり、#1000相当のボディにエクストラハイギアを搭載し、スプール径がC2000より1mmだけ大きく糸巻き量が多い、よりライトゲーム寄りのモデルになってしまったのです。
これは、人によって受け止め方はそれぞれだと思います。
前向きに受け止めれば、今まで「HG」どまりだった#1000ボディのリールの世界に、ついに「XG」が登場したということで、歓迎されるべき変化かもしれません。
そもそも磯用リールなどの世界ではとっくの昔に#1000ボディのXG、現在ならXXGモデルすら存在するので、ようやく汎用リールの世界がそこに追いついたともいえるでしょう。
しかし、私の個人的な受け止め方は非常にネガティブ。
先代'18(C2500に関しては正確には'19)モデルのC2500番は、コンパクトなスプールとローターであくまでフィネスモデルでありながら、#C3000相当の巻き上げ力と耐久性に優れたゆとりある機関部という組み合わせのため、細糸で狙う大型シーバス、大型チヌキビレなどに最適だったのです。
そのようなリールであったため、個人的には厳寒期から5月くらいまでのシーバスフィッシングはこれをメインで使用していました。
大型シーバスはもちろん、巨大ボラやアカエイなどがスレ掛かりした際も、C2000では若干苦しいやり取りを余儀なくされるところ、C2500では全く余裕のやり取りが可能でした。
また、ワールドシャウラの2701FF-2、2750FF-2や、ブルーカレントの83TZ/NANO、85TZ/NANO、93TZ/NANOのように、合わせるリールがC2000ではちょっと小さいけどC3000では若干大げさかなと感じるようなロッドに対するマッチングも、重量バランスも含めてC2500では申し分ありませんでした。
もともとC2500サイズは実用ドラグ力2kg、最大ドラグ力3kgというモデルであるため、PEラインで言えば0.4~0.6号程度を使う釣りに最適なモデル。
今回'22モデルでのボディサイズ変更は、その程度の釣りであれば#1000番ボディで十分賄えるよというシマノからのメッセージなのかもしれませんし、今回'22モデルでインフィニティドライブやインフィニティクロスが新規採用となったことから、「#1000番ボディ+XG」の組み合わせにシマノが絶大な自信を持っていることの表れなのかもしれませんが、やっぱり'19モデルまでの絶妙なバランスが失われたみたいで、残念ですね~。
ということで、さらなる訂正がない限りは、今回のモデルチェンジで最大の謎であったC2500番に関するもろもろの疑問は解消しましたね。
比較的売れ線モデルだったはずのC2500をシマノがこう変えてきたのですから、当然勝算があっての事だと思いますが、この変更が良いものだったのか否かは市場が評価して、その後のセールスで結果が表れると思います。
ということで、個人的な恨み節満載の記事になってしまいましたが、ひとまずモヤモヤは解消。
C2500SXGの購入をどうするかは、じっくり考えたいと思います。
記事の最後に、本題とは逸れますが、C2000SHGとC3000XGなどはやはり人気が高いのか、比較的販売価格が安くで予約受付していた店舗在庫はほとんどなくなってしまいましたね~。
私もC2000SHGは発表当日に予約済みですが、C3000XGはどうしようか迷っているうちに、お目当ての店舗では予約枠が完売してしまって、ちょっと買えない状態になってしまいました(笑)
まだまだ店舗在庫(予約枠)の商品登録が遅れていて予約販売を開始出来ていないだけの販売店も多いと思いますが、ちょくちょくチェックしていないと買いそびれてしまいそうですね。
C3000XGは初回ロット分の入手は諦めるかな。'18ステラも'20ツインパも買ってからほとんど使ってないし、焦る必要ありませんしね。
ということで、ステラ関連の速報は以上でおしまい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。
よろしければこちらのサイトもご覧になってみてください。
続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ! スモールフィッシングの最新記事はコチラ!なお、現在、Amazonのお買い得釣り具を検索するリンクページ、「密林お買い得情報」を大幅リニューアル中。最新モデル情報も含め、AmazonとYahooや楽天の価格比較もできるよう、より有益なページとなるようデザインを日々見直していますので、こちらもよろしければ是非チェックしてみてください。思わぬ掘り出し物が見つかるかも!
0 件のコメント:
コメントを投稿