みなさまこんにちは。
2022年1月21日の新製品発表の興奮もさめやらぬ中、今日は悲しいニュースです。
(注)この記事は2022年のシマノ製品の値上げに関する記事です。
2023年の値上げ時期、対象機種などについては、以下リンクの記事をご参照ください。
値上げはもうすぐ?気になる値上がり幅は?
なんと、シマノのリールがもうすぐ値上げされるとのこと。
世界的な資源インフレと円安を背景に原材料などのコストが上昇、日本銀行が発表している、企業間で売買される物品の価格変動を示す「企業物価指数」が、昨秋以降は1980年ごろ以来の高い伸び率で推移している昨今にあっては、もはやシマノも企業努力の限界ということなのかも知れません。
以下リンク先のお店では3月9日から値上げと書いてありますが、釣具店によってはどうやら値上げのタイミングはまちまちのようです。例えば潮来釣具店などでは、2月20日から値上げとのこと。
おそらく通例2月20日以降になる、2月入荷分から新価格が適用された状態になるという意味だと思われます。
そういうことで、意外と値上げまで余裕がありませんね。
この値上げ情報、ソースは以下2つの記事です。
前者は釣具店からのアナウンス、後者はシマノ公式サイトでのアナウンスです。
具体的な値上げ幅が記載されている前者の記事内容を引用すると、次の通り。
値上げ対象シリーズを一部ご紹介致します。
右の()内の数字は定価の値上がり率です。
・17グラップラー(約5%)
・18アンタレスDCMD(約5%)
・18オシアコンクエストCT(約5%)
・19オシアジガーFC(約8%)
・19エンゲツCT(約5%)
・19ヴァンキッシュ(約7%)
・19/20ステラSW(約7%)
・20ツインパワー(約7%)
・20メタニウム(約5%)
・20ヴァンフォード(約5%)
・20ビーストマスターEJ(約7%)
・20バルケッタFC(約5%)
・19ストラディック(約5%)
・20ストラディックSW(約5%)
・21ナスキー(約3%)
・21アルテグラ(約3%)
・21コンプレックスXR(約7%)
・21ソアレXR(約5%)
・21セフィアXR(約5%)
・21ツインパワーXD(約7%)
・21バルケッタ(約3%)
・21カルカッタコンクエスト(約5%)
・21アンタレスDC(約5%)
・21ツインパワーSW(約7%)
・21オシアジガーXGシリーズ(約8%)
・21エクスセンス(約7%)
・21フォースマスター1000(約5%)
主要既存アイテムはほぼ値上げとなります。
値上げ商品は上記商品以外もございます。
(引用元:イシグロ 鳴海店 「シマノリール値上げのお知らせ」)
中には7%、8%も値上がりする商品もあるんですね~。
8%といえば、実売3万円のリールだったら2400円。5万円のリールなら4000円も変わってくる。
これは結構痛いですね~。
値上げ前の駆け込みでリールを買うならこれ!
で、以下記事にも書いた通り私はもう既に今年使う予定のリールは全部注文済み、あとは届くのを待つだけなので、これから新たに買う必要はありません。てかもうお金がなくて買えません。
しかし、「仮に」今年リールが足りてなかったとして、自分がもしこの値上げ前に駆け込みで買うなら、何がいいかなと考えてみました。
ダイワリールの値上げ情報などはわかりませんので、シマノ、しかも、個人的に興味あるシーバス関連とライトソルトゲーム関連のスピニングリール分野限定です。
でもって、’22ステラ関係の話は若干もううんざり気味なので、ステラは除外。
値段が高すぎですもんね。
そんな感じで絞り込んだら、以下のような感じですかね。
シーバス関連
シーバス関係で今新たにシマノリールを買うとしたら、C3000サイズ限定で言えば、エクスセンス、ヴァンキッシュ、ツインパワー、ツインパワーXDと結構何を買ってもいいかなと思います。
細かなパーツの違い、コンセプトの違いなんかはありますが、全て同一世代の設計で、部品の多くが共用されておりいずれも組付け精度や部品精度が同じく高いリールですからね。
しかし敢えてこの中から選ぶとしたら、やっぱりツインパワーですかね。
2020年登場で、まだステラがようやくモデルチェンジしたばかりなので、少なくとも来年ツインパがモデルチェンジされる心配は皆無で、仮に来るとしても2024年以降。
ツインパワーXDって選択肢もありますが、'17時代のXDならともかく、'21モデルは正直言ってMGLローターを搭載しただけのツインパワーなので、軽い巻き出しやデザインが好きならいいんじゃない?って感じです。
シーバス専用機のエクスセンスって選択肢もありますが、これも中身に関しては’19ヴァンキッシュと同じリールなので、まあ数千円高いヴァンキ買うか?って話ですよね。
ヴァンキッシュは、’22ステラのアップデート内容全部あるいは一部を実装して来年間違いなくモデルチェンジされるであろう機種なので、今のタイミングでそんなお化粧直ししただけのモデル末期同等品を高い値段で買うってのもなんとなく勿体ないでしょ?
ヴァンキ系を買うなら来年まで待つのが得策だと思います。
そういう訳で、敢えて選ぶなら一番お安いツインパワーです。
まあ、ここに挙げた4機種はメインギアピニオンギアなど主要駆動系部品は同じものを流用していてともに金属の脚つき蓋+CI4+製ギアボックスという半プラボディ構成なのも同じなので、正直言って大した差はないと思います。
よく半プラボディの剛性感ガー!って声を聞きますが、そういう方はステラをどうぞ。
シマノスピニングリールでは、ボディも、ローターも、その支持部であるギアボックスも全て金属製というリールは、もはやステラしか存在しません。
ツインパシリーズではフルメタルボディは’15ツインパや’17ツインパXDまでで終わりましたしね。
ツインパの方はアルミローターで、他のモデルはCI4+製ローターだから、ツインパが剛性高いんじゃないの?と言われる方もいらっしゃるかと思います。
確かにローターの剛性は4機種中ツインパが最高ですが、ローター支持部のギアボックスがCI4+なのは全機種同じなので、ローター剛性だけでリールの剛性が高いとは言えないんですよね~。
まあ、いずれにせよ半プラボディの剛性面でのデメリットは、C3000クラスを使った釣りではまず感じることはないと思いますが。
一方で4000サイズ以上、PEライン1.5号以上を使った釣りをするなら、やはり剛性感やパワフルさが必要になってくるため、そこに拘るならステラを選ばざるを得ないですかね。
そういうことで、C3000サイズで選ぶ場合、クイックに止めや巻きなどのアクションを繰り返す釣り中心なら巻き出しの軽いヴァンキッシュC3000XG、ただ巻きで流れを感じる釣りが多い釣りならしっとりした慣性力で巻くツインパワーC3000XGってのが、最もよいチョイスかなと思います。
ライトソルトゲーム関連
シーバスの世界だと7キロ、8キロといった魚を相手にすることも多く、河川など流れの強い場所での釣りも多くなるため、剛性といったものをそこそこに気にされる方も多いと思いますが、ライトゲームの世界ではそもそも狙う魚の重量も知れていて、ラインの太さを始めタックルバランスも繊細なので、正直なところ世間でいうほどリールに剛性は必要ありません。
だってPEでもせいぜい0.3号なんかを使う釣りでしょ?ボディやローターが撓む前に糸が切れますってw
巻きの釣りが多くなるメバリングなんかでは、やはりステラのような慣性力に任せた繊細かつしっとりとした巻き心地が最適だと思いますが、あくまでそれは使用感の良し悪しだけで、釣果に直接影響するものではありませんし、アジングなんかで言えば、リールはほぼラインスラックを回収する役割しかもたない場合も多いので、そこまで巻き心地に拘る必要もないと思います。
一方で、鋭い突っ込みを見せる大メバルでもラインを切られないようにしたり、アジングで口切れを防いだりというように、ドラグ性能はかなり重要になってきますね。
また、軽いロッドにあわせて自重の軽さも重要な要素になってきます。
ということで、結局軽くてそこそこ巻き感が良くて、ドラグ性能がいいリールであればなんでもいいと思うのですが、そういう条件で考えて、個人的にライトゲームで敢えて選ぶとしたら、最近リリースされたばかりのソアレXR C2000SSHGですかね。
CI4+使いまくりでボディデザインはアルテグラベースですが、正確なドラグワークに必須のリジッドサポートドラグも搭載しており、基本機能は充実していながら実売価格が非常に安い。
ヴァンキッシュが来年にモデルチェンジを控えているタイミングなので、ライトゲームに適したMGLローター搭載の軽量機種で選ぶとなると、いい選択肢になると思います。
同じ設計世代のヴァンフォードでもいまだに実売2万を超えているお店が多いので、ハイレスポンスドラグ+リジッドサポートがついてそれより実売数千円高い程度のソアレXR、値ごろ感は十分あるのではないでしょうか。
26日夜に価格動向をチェックしていると、リンク先で最安値は23000円台と非常にお得な価格となっていました。この機種もリリースされたばかりの新製品ですが、5%値上がり対象なので、値上げ前に是非どうぞ。
ライトゲームはPG派!という方向けのモデルもありますね。
もちろんツインパワーのC2000SHGでもいいと思うのですが、自重180gはメバリングはまだしもアジングには若干重たく感じてしまいますかね。
まとめ
今回は、2022年3月から予定されているシマノリールの値上げについての速報でした。
まあ昨今の状況を考えると致し方ないことなのかもしれませんが、全く同じものが単に高くなるってのはどうも損した気分になっちゃいますよね。
今年上半期にリールをご購入予定だった方は、是非値上がりしてしまう前にご検討ください。
リール関係は、お買い得なアイテムを見つけたら、Twitterの #密林偵察 ハッシュタグや #楽天偵察 、Yahoo偵察 ハッシュタグでつぶやいていこうと思います。
以下密林お買い得情報のページと併せて、是非ご活用いただければと思います。
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